引用元:Photo AC

長期優良住宅とは、長く安心して住み続けるための高性能な住宅のことです。住宅の寿命を延ばし、環境に配慮した持続可能な住まいを実現するために、国が認定基準を設けています。

「長期優良住宅ってどんな家?」「どんなメリットがあるの?」と気になっている方のために、本記事では長期優良住宅の特徴や認定基準、取得後のメリットについて詳しく解説します。

また、鹿児島で長期優良住宅に対応したおすすめの住宅会社もご紹介!住宅ローンの優遇制度についても触れていますので、家づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

長期優良住宅とは?

引用元:Photo AC

長期優良住宅とは、長く快適に住み続けられる以下のような措置が行われている住宅をさし、一定の基準を満たすことで国から認定を受けることができます。

長期優良住宅ってこんな住宅

  1. ① 長期に使用するための構造及び設備を有していること
  2. ② 居住環境等への配慮を行っていること
  3. ③ 一定面積以上の住戸面積を有していること
  4. ④ 維持保全の期間、方法を定めていること
  5. ⑤ 自然災害への配慮を行っていること

引用元:一般社団法人住宅性能評価・表示協会

この制度は、耐久性や省エネルギー性など、住宅の性能を向上させ、将来的な資産価値を維持することを目的としています。

長期優良住宅を取得すると、こんなメリットがあります。

長期優良住宅を取得するメリット

  1. 税制優遇:住宅ローン減税、固定資産税の軽減などの優遇措置が受けられる。
  2. 住宅ローンの金利優遇:フラット35などのローンで金利の優遇が受けられる。
  3. 資産価値の維持長持ちする高品質な住宅は、将来的に売却する際にも有利。
  4. 快適な住環境:断熱性や耐震性が高く、安心して暮らせる

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長期優良住宅の【認定基準】とは?

引用元:Photo AC

「長期優良住宅の認定基準って実際どんな項目があるの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
長期優良住宅の認定を受けるためには、以下の基準を満たす必要があります。

基準内容
劣化対策劣化対策等級3(新築住宅)の基準に適合し、かつ構造の種類に応じた基準に適合
(木造・鉄骨造)
・床下空間の有効高さ確保及び床下・小屋裏の点検
口設置など
(鉄筋コンクリート造)
・水セメント比を減ずるか、かぶり厚さを増すこと
耐震性以下のいずれか
・耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)等級2(新築住
宅)の基準に適合(木造の壁量基準による場合は等級
3)
・耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)等級1(新築住
宅)の基準に適合し、かつ安全限界時の層間変形を
1/100(木造の場合1/40)以下とすること
(鉄筋コンクリート造等)
・耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)等級1(新築住
宅)の基準に適合し、各階の張り間方向及びけた行方
向について、それぞれDs が0.3 かつ各階の応答変
位の当該階高さに対する割合が1/75 以下であること
又はDs が0.55 であること
・品確法に定める免震建築物であること
可変性
(共同住宅等)
・原則として、躯体天井高さ 2,650mm以上
維持管理・更新の容易性原則として、以下の基準(新築住宅)に適合すること。
・維持管理対策等級(専用配管)の等級3
・維持管理対策等級(共用配管)の等級3
・更新対策(共用排水管)の等級3
高齢者等対策原則として、高齢者等配慮対策等級(共用部分)の等
級3(新築住宅)の基準に適合
※一部の基準を除く
省エネルギー対策・断熱等性能等級5(新築住宅)及び一次エネルギー
消費量等級6(新築住宅)の基準に適合
引用元:長期優良住宅に係る認定基準 技術解説【第11版】

難しくてよく分からない…
そんな方に向けて、それぞれの認定基準について分かりやすく解説!

劣化対策

住まいに長く安全に住み続けられるようにするために、構造部分の劣化を防ぐことが求められます。

木造や鉄骨造の場合、床下空間の有効高さを確保し、床下や小屋裏の点検口を設けることが必要です。一方、鉄筋コンクリート造では、水セメント比を減らしたり、かぶり厚さを増やすことにより、耐久性を向上させる対策が求められます。

耐震性

地震に強い住宅であることが認定の条件の一つです。

木造住宅の場合、耐震等級2以上を満たす必要がありますが、壁量基準を採用する場合は等級3が必要となります。また、耐震等級1でも、安全限界時の層間変形が木造の場合1/40以下であることなど、細かい基準が定められています。さらに、品確法に基づく免震建築物であれば、長期優良住宅として認定される可能性があります。

品確法(住宅品質確保促進法)とは
2000年(平成12年)4月に施行された、新築住宅について、柱、梁、床、屋根などの構造耐力上主要な部分や、雨水の浸入を防止する部分について、10年間の瑕疵担保責任を義務付けた物です。
参考:国土交通省|住宅の品質確保の促進等に関する法律のポイント

可変性

共同住宅などでは、住まいの可変性が求められます。

具体的には、将来的なライフスタイルの変化に対応できるように、躯体の天井高さを2,650mm以上確保することが必要です。これにより、リフォームや用途変更が容易になり、長期間にわたって快適な居住空間を維持できます。

維持管理・更新の容易性

住宅の設備や配管の維持管理がしやすいことも、認定基準の一つです。

専用配管については維持管理対策等級3以上を満たすことが求められ、共用配管や排水管についても、更新対策等級3以上を満たすことが必要です。これにより、将来的なメンテナンスが容易になり、長期間にわたり住宅の性能を維持できます。

高齢者等対策

長期にわたって快適に住み続けるためには、バリアフリー設計も重要です。

共用部分については、高齢者等配慮対策等級3を満たすことが求められ、段差を減らしたり、手すりを設けたりすることで、高齢者や身体の不自由な方でも安全に暮らせる環境を整える必要があります。

省エネルギー対策

住宅のエネルギー効率を高めるため、省エネルギー基準も設けられています。具体的には、断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を満たすことが求められます。

これにより、冷暖房の効率が向上し、環境負荷の低減と光熱費の削減が可能となります。

長期優良住宅の認定を受けたあとはどうするの?

認定を受けた後は、維持保全計画に基づき、定期的な点検やメンテナンスを実施することが求められます。また、税制優遇や住宅ローンの優遇を受けることができるため、必要な手続きを進めることが重要です。

長期優良住宅の基準を満たした家づくりならここ!鹿児島でおすすめの住宅会社3選

緑の日本地図のイラストに鹿児島だけ青でピンが刺さっている
引用元:Photo AC

長期優良住宅を建てるには、専門的な知識と確かな施工技術を持つ住宅会社を選ぶことが大切です。

特に耐震性、省エネルギー性、劣化対策などの基準を満たす家づくりを得意とする企業を選ぶことで、より快適で長持ちする住まいを叶えることができるでしょう。

ここでは、鹿児島で長期優良住宅に対応した信頼できる住宅会社を3社ご紹介します。

1.株式会社国分ハウジング

国分ハウジングが手がけた平屋の前でくつろぐファミリーの様子
引用元:国分ハウジング公式HP

株式会社国分ハウジングは、高品質な住まいを適正な価格で提供しています。資材の仕入れや設計プロセスを効率的に行うことで、予算に応じた幅広い提案が魅力です。

また、耐久性に優れ、環境にも配慮した住宅を提供しており、購入時の初期費用はもちろん、住んでからの維持管理費も抑えることができます。地域ごとの気候条件や災害リスクを考慮した設計と厳格な品質チェックにより、安全で安心して長く暮らせる家づくりを徹底しています。

さらに、定期的なメンテナンスや迅速なトラブル対応など、充実したアフターサポートを通じて住宅を良好な状態で維持できる体制を整備。こうした高い費用対効果と信頼のあるサービスが評価され、多くの方に支持されています。

 もっと知りたいという方は >>リアルな声で探る国分ハウジングの口コミ・評判とは!オーナーと担当者が明かす家づくりの魅力

2.セキスイハイム(積水化学工業株式会社)

セキスイハイムが手がけた開放感抜群なリビング
引用元:セキスイハイム九州公式サイト

セキスイハイム(積水化学工業株式会社)は「未来を見据えた住まい」をコンセプトに掲げ、サステナブルな生活環境と災害への強さを重視した家づくりを行っています。住宅の大部分を自社工場で生産することで、設計段階で定めた性能を確実に再現し、顧客が理想とする暮らしを叶えています。

また、環境にやさしい省エネ性能を追求することで、住まいのエネルギー効率を向上。さらに災害時にも安心して暮らせるよう、生活基盤をしっかり確保しています。住宅の完成後は、60年間にわたる長期的なアフターサポートを提供し、建物の経年劣化やライフスタイルの変化にも柔軟に対応。住むほどに安心感を実感できる、価値ある住宅を提案しています。

 もっと知りたいという方は >>セキスイハイムってやばいの?口コミ・評判や知っておきたいオーナーの体験談も紹介

3.おばま工務店(株式会社住まいず)

おばま工務店本社が位置する小浜ヴィレッジを空から撮影した様子
引用元:小浜ヴィレッジ公式サイト

おばま工務店(株式会社住まいず)は、地元・鹿児島県で育った木材を活用した環境に配慮した家づくりを進めています。地元産の木材を使用する「地材地建」の取り組みを推進することで、輸送距離を短縮し、CO₂排出量や輸送コストを低減しています。また、木を豊富に取り入れることによって、ぬくもりのある心地よい住空間を叶えています。

さらに、太陽や風など自然の恵みを取り入れるパッシブデザインを採用。日当たりや風の通り道を意識した設計で冷暖房の使用頻度を減らし、省エネ効果の高い暮らしを可能にしています。

建築士が丁寧に顧客の相談に対応するほか、定期的なメンテナンスやシロアリ保証など、充実のアフターサポートで安心できる環境を提供。快適性と経済性を長期間にわたって両立できる住まいを叶えています。

 もっと知りたいという方は >>おばま工務店(株式会社住まいず)のリアルな口コミ・評判に迫る!家を建てたオーナーの体験談も紹介

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長期優良住宅は住宅ローンが低金利で借りられる?

ローンと書かれた木のブロック
引用元:Photo AC

長期優良住宅に認定されると、住宅ローン控除や固定資産税の減税などの税制優遇が受けられます。また、フラット35などの住宅ローンで金利の優遇を受けることができるため、コストを抑えながら質の高い住まいを手に入れることが可能です。

長期優良住宅の認定を受けることで、住宅の価値を維持しながら経済的なメリットもあるでしょう。家づくりを検討する際には、長期優良住宅の基準を満たす住宅会社を選び、賢く計画を立てましょう。

初めての家づくりで不安を感じがちな、住宅ローン組みや資金計画については、専門家と一緒に進めることをおすすめします。

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